ちょっと所用がありまして、友人と韓国に行っていました。

そして帰国の便は9月9日15時。

さて帰るかと飛行機を待っていると、どうやら成田空港が大変なことになっているのを知る。しかし翌日は仕事だし、とりあえず目の前の飛行機に乗った。

2時間半後、成田空港に降り立つと、そこはやはり困った状態になっていた。



都心とつなぐバスはほとんどが運休。宇都宮など北関東に向かうものがわずかに残っているくらい。京成線も止まっているので鉄道も全滅。人が溢れていて、鉄道が発着するフロアに行くことすらできない。

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タクシー待ちの行列は4〜5時間におよぶという。しかも乗ったところで高速道路は封鎖されているので大渋滞の下道を行くしかない。

我々は鉄道の再開を見込んでしばらく京成線の改札前まで並んだ。徐々に動き出して、そこそこいいところまで進んだ。

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だが、まだまだ先は見えない。情報が少ないし、このまま本当に電車は動くのか見当もつかない。なんとなく疲れていたこともあって、「とりあえずビールでも飲むか」という結論に達した。

結果的にはこれが大間違いだったわけだが、それに気づくのは深夜になってからだ。

友人のツイート。



列を離れ、出発ロビーに上がり、缶ビールを売ってるお店を探したところでさらなる事態の重さに気づいた。

マクドナルドも銀だこハイボールも見たことのないような大行列。


なんならセブン-イレブンにも行列ができている。

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これは大変なことになってきたぞと思いながら、和菓子とか干物とかちょっとしたスイーツを売ってるお店は普通に空いてるので、チョコレートを買って糖分を確保、何を思ったか牛乳も買って、持参していたプロテインを割って飲む

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空腹と疲労で筋肉が分解されるのを防ぐことを考えた。BCAAも摂取したかったが手持ちが無かったので仕方がない。

その後にセブン-イレブンに30分ほど並び(たぶん人生で初めて)、缶ビールや焼酎ボトル、炭酸水、氷入りカップ、焼き鳥、おつまみ各種を購入。

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いつものお酒を飲むことで、心を落ち着ける。お酒を飲むとなんだか気楽になる。すべてなんとなくうまくいくように感じられてくる。

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いまはコンビニで赤霧島のボトルが1100円で買える時代。これを強炭酸で割って飲むのがコンビニ酒の最強のハックじゃないかと思っている。1杯あたりたぶん100円くらいになるが、焼酎の旨味も感じながらすっきりと美味しく飲める。

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状況はずっと厳しいわけだが、成田空港内の様子はどうだったかといえば、そこまで混乱が起きていた感じはしなかった。一刻も早く帰りたい人は規則正しく列に並んでるし、長期戦を覚悟した人は通路の端に行儀よく座っていた。

ただ、空港内の電源は生命線だ。

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みんなスマホが情報源だし、暇つぶしのネタになっている。電源さえ確保できればスマホが使える。帰国する人もいざというときのために、モバイルバッテリーはぱんぱんに充電しておいたほうがいいんだなと思った。

バッテリーに余裕さえあれば、ゲームをするなり、Netflixで動画を観るなり、時間は過ごせる。逆にスマホが使えないとあらゆる意味で致命傷になってしまう。



そんなこんなで時刻は23時。鉄道フロアはエスカレーターが封鎖されていて、もはや降りることすらできない。少しずつ動き始めた京成線もまもなく終電となる。

完全に詰んだ、と思った。


それでも僕らが成田空港を離れることができたのは運が良かったから。



出発フロアに乗客を運んできたタクシーに声をかけた。高速道路は使えないため大渋滞の下道でおそらく3〜4万円はかかると言われ、「さすがにそこまでしなくていいかな」と思ったが、ちょうど幼い子を連れてディズニーランドホテルに泊まる予定だという外国人の母親が困っていたので相乗りで案内することにした。そしたら偶然にも高速道路が動き始めてスムーズにクルマが走った。

たまたま翌朝に海浜幕張のラジオ局で生放送に出るためにホテルを取っていたのも運が良かった。大浴場でお風呂に入り、広いベッドで寝ることができた。

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教訓としては、困ったときにお酒を飲んでも何も解決しないこと。

良かったことは、あの親子が今頃ディズニーランドを楽しんでるであろうこと。


成田空港はこりごりだけど、これからも安い便を使いたいときは成田空港発着便を選ぶだろうし、どうしても帰らないといけないときは多少高くても羽田便を選ぶ。

自分で考えて使い分ければいい。


ちなみに同行していた友人の記事はこちら。




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「翌日は早朝からラジオの生放送に出演してこの話をしてきた」
 


この話題はポッドキャストでも深掘りしていくよ。

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