渋谷でそれはそれは不思議なランチに連れて行ってもらいました。「肉のエアーズロック」は何度か登ったことがありましたが、「肉のヒマラヤ」なんてものがあるなんて。それも真っ昼間に…。

ヒマラヤといえば地球上で最も標高の高い地域ですから、当然エアーズロックより高い山脈のはず。そんなのがいったいどこにあるのかといえば、場所は明治通りと宮益坂から1本入った路地。明治通りから見るとラコステの奥の方です。

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ほら、書いてある。「当店名物『肉のヒマラヤ』」って。さらに「未体験の方は是非ぜひ食べてみてください!」とも。これは行くしかないですね。

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あ、お店の名前は「焚火家」といいます。

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入ってみると、それぞれ半個室みたいになっていて高級感のある作り。肉のヒマラヤがあって、駅近くで、会食にも使いやすいこの内装なのに、なぜか超ガラガラ。もしかして穴場じゃないですか? これ。

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着席したらもう炭火が。昼間っから炭火っていいですねぇ。

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で、これがヒマラヤだそうです。ふつうの「ヒマラヤ」と「ハーフヒマラヤ」があります。3〜4人前の方は6850円、2〜3人前のハーフは3900円。友人と2人で来てたのでここはハーフで。

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ヒマラヤっていったいどんなのなんだろう、と思っていたら、いきなりどーんと登場しました。


でかい……。


こんなの2人で食べるの!?

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店員さんが淡々と網の上に載せて焼いていきます。そこそこ時間はかかりますので、変わりゆく肉の表面の色を眺めつつのんびりと待ちます。

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そのあいだにセットで付いてきたキムチ乗せ冷奴をつまみに冷たいビールウーロン茶で乾杯。焼ける肉を見ながら飲むコールドドリンクはうまい。

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ナムルが混ざったようなサラダもさっぱりとして美味しかった。でもやっぱり、チラチラと肉が気になって見てしまいます。

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こんなんなってました。表面に焼き色をつけたら、どんどんひっくり返していって、まんべんなく火を通します。

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まだ中心部は赤いまま。美しい色。

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ぐるぐるといろんな角度で焼き色をつけます。

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香ばしいにおいが漂ってきます。こんな肉の一塊なランチはいままで見たことがありません。そろそろできたらしいので、店員さんがカットしてくれました。

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こんな感じで、中が半生で超レアでやばい。このピンクのような赤いような肉の色は確実に美味いはずです。これはまさに「肉のヒマラヤ」。その正体は山盛りローストビーフでした。

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もう1回、おさらいしてみましょう。


これが……

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これですからね。ぱっと見わからないと思いますが、2人でいただくには、めちゃくちゃ量が多いです。

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さっぱりとしたネギポン酢でいただきましょう。

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当然のように美味い。外縁部はカリっとした肉の脂の香ばしさ、そして中の赤い部分はもっちりと滑らかな舌触りに強烈な肉の旨味。焼きたてのでかい肉ってこんなに美味いんですね。

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ふつうの焼肉で食べるようなスライスされた肉じゃなくて、ヒマラヤ級にでかい肉をじっくりと焼くと全然ちがう美味しさになる、と思った。これをさらに炭火で炙っていただくこともできますよ。


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これはこれでうまいんだわ。半生でちゅるっといってもいいし、炙って熱々のを頬張るのもやばい。
 
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炙ったやつはこのバターにんにくタレがよく合います。このタレも網の上でぐつぐつしちゃうと、さらにいい感じに。


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いくら食べてもなかなか減らない法違反ですし、お昼なのに赤ワインウーロン茶が止まらない法違反でもあります。

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半生→炙り→半生→炙りと交互に肉だけを食べまくって、お腹いっぱいに。ノー炭水化物なのにだいぶ満足しました。これは太らないヒマラヤですね。

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ちなみにこの「焚火家」はふつうの焼肉ランチもありますよ。炭火で焼肉が美味しくて、落ち着いた店内で、ヒカリエから徒歩2分くらいなのでなかなか便利だと思います。穴場っぽいのでぜひ。
 
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焚火家 - 渋谷/焼肉 [食べログ]

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