PayPayが2回の「100億円あげちゃうキャンペーン」を終了したタイミングで、LINE Payが仕掛けてきましたね。「全員にあげちゃう300億円祭」です。

LINE史上最大の還元祭「祝!令和 全員にあげちゃう300億円祭」を開催
これはざっくり言うと、「LINE Payが300億円もの原資を用意するから、LINE Payユーザー同士でお互いお金を送り合ってもらえんか?」というものです。
LINE Payユーザーは自らの懐を痛めることなく、友人・知人にお金を送ることができます。その額、300億円。すごいですね。
ただし、もちろん、当たり前ですが、こういうのにはきっちりルールというのがあって、以下のような感じです。
・期間中、1人あたりが受け取れるのは1000円まで
・1回に送ることができる友だちは最大500人
・1日に送ることができる上限回数は5000回
まず、このキャンペーン期間中、僕らが受け取れる金額は1000円が上限です。たくさんの友達がたくさんのお金を送ってきたとしても1000円までしか受け取れません。LINEさんが300億円を用意してくれましたが、1人1000円なので3000万人で分け合う形ですね。
しかしながら、1回に送ることができる友だちは最大500人、1日に送ることができる上限回数は5000回となっており、かなりの人数、回数を送ることはできるようです。
これはなぜか。LINEのプレスリリースには以下のような記載があります。
「今回のキャンペーンは、送金のような体験を通して、「LINE Pay」の主な機能である″モバイル決済″と″モバイル送金″のうち、モバイル送金を活性化する施策です」
つまりLINE Payユーザーに「LINEでお金を送る」という行動を植え付けるための施策。すでにお金を送りあったことがある人同士だと初日に1000円を交換して終わりそうです。
キャンペーン初日にAさんがBさんに1000円を送る。BさんもAさんに1000円を送る。この2人のなかではキャンペーンが終了。こんな感じですね。
ーーなんか思ったより、夢がない。ビックカメラで10万円のiPad Proを買ったら実質2万円引きになって、しかも運が良ければ全額返ってきた昨年末のPayPayキャンペーンほどのインパクトは個人としてはない。
知り合いの記者仲間が集まるSlackでも、このキャンペーンは300億円という金額ほどのおいしさはないよなぁという話になりました。

でもまあ今回の300億円キャンペーンによってLINE Payでお金を送ったり、送られたりすることが当たり前の世の中になったら、それはキャッシュレス生活を楽しむ者としては非常に好ましいことです。
お金を送るってなかなかハードル高いですからね。
追記:こういうLINE Payおじさんが大量発生しそうwww

--次回予告

「全員に300億円あげちゃうキャンペーン=1人1000円あげちゃうキャンペーン」
この話題はポッドキャストでも深掘りしていくよ。
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