去年の年末、12月31日。夜22時すぎくらい。
TwitterもFacebookも、自分のタイムラインを賑わせたのは「恋ダンス」を照れながら踊る新垣結衣の画像および動画のポストでした。テレビ画面をキャプチャしたもので、かつ引用の要件である「主従関係」があるようには見えないもの。
Twitterでは何度も何度もRTで流れてきて、Facebookではいいね!やコメントが付いて上位に表示されっぱなし。
ちょっと前までDeNAを発端としたキュレーションメディアの不可思議な著作権感覚について糾弾する声を聞いたと思ったら、NAVERまとめの対応を不誠実極まりないと非難していると思ったら、やっぱり皆さんどうでもいいわけじゃないですか。人の権利なんてものは。
タイムラインに洪水のように降ってくる著作権侵害にいちいち心を痛めていたら疲れてしょうがない。なにしろ毎秒何件というハイペースだから。
年末年始にそんなことを考えて、通報ボタンを構えながらSNSを使うのもだるい。もちろん著作権者の許諾を得ているのであれば、公衆送信権(著作権法23条1項)の侵害にはならない。
でも、そういうまずいやつ、すべてTwitterとかFacebookみたいなサービスプロバイダが責任負ってたら大変。それは他のCGMでも一緒。じゃあどうすればいいの? プロ責法じゃ無理があるわなっていう記事が去年最後に書いたやつでした。
NAVERまとめとCGMが抱える問題 「プロバイダ責任制限法」は誰の味方か
本年もよろしくお願いいたします。
--次回予告
「人の買ってよかったものエントリを見て実際に買ってみたものまとめ」
この話題はポッドキャストでも深掘りしていくよ。
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