たまに餃子を食べまくりたいときってありますね。昼間から餃子気分で、でもランチで餃子って感じじゃなくて、「やっぱりビールに餃子だな」っていう。
そういうときは新宿の「餃子専科 Lee」に行くのがいいんじゃないでしょうか。ここ最高ですよ？餃子の種類が豊富で安いし、なにより見てください、このお通し。
煮玉子。なぜかギザギザのカッターで半分に切った煮玉子。おかげで黄身が崩れている。ふつうに包丁で切ればいいのに。でもこの煮玉子お通しはかなりうまい。ビールに合ってしまう。
すぐ出てくる蒸し鶏キャベツを頼む。さっぱりしていて序盤のおつまみにおすすめです。
で、餃子ですが、ここは種類が多い。3個300円なのでたくさん注文できるのが嬉しいです。左上の1〜5あたりがわりと定番で、右下の24以降はかなり危険ゾーンなのがわかります。でもどれ食べてもだいたい美味いです。
最初は10個入り1000円の「個性いろいろ餃子」。5種類×2を選べるセットです。トマト、アスパラ、しそいわし、エビマヨ、ふつう、の5つを選択してみました。
1つ目は、しそいわし。これがめちゃくちゃうまかった。まだ序盤だけど、これが1位だと思った。いわしの旨味とちょっとした魚っぽさをしそがカバーして、そんでさらにしその香りがひきたつというか、これはいい組み合わせ。
ここの餃子、ワインにぴったり。この白い果実を感じさせるブーケと、ミネラル感のある果実味がいわしとしそに完全にマリアージュしてる。って言ってるおじさんが目の前にいてすごく気味が悪かった。
麻婆豆腐はふつうです。まあふつうにうまい。
アスパラは刻んで入ってるのかと思ったらゴロゴロと大ぶりのがいた。歯ごたえがしっかりとアスパラ。ここはそのまま入れてくる。でもしゃきっとした歯ごたえが意外とあり。野菜がちゃんと入ってる感あるからいくら食べてもいいか、なんて思ってしまう。
エビマヨ。エビとマヨネーズの味がした。
グラスワインを注文していたら、たまに全然違うサイズで出てくる。スタバだったらショートとグランデくらい違う。右のが「当たり」ね。明らかに最初の量が違ったけど、そんなのを指摘するのは野暮すぎる。
ふつうの「しそ」。しそはどんな料理もおいしくさせますね。このさっぱりした感じとクセのある旨味が白ワイン泥棒。
しいたけもゴロっとしたのが入っていた。世の中に一定数いる「しいたけ嫌い」な人たちはまず食べれないサイズで入ってる。この具がごろごろ入ってるところが食べたときの驚きになって、よりおいしく感じちゃうってのはある。
途中から赤ワイン。これがまた樽の香りが強いかなり上等なワインだった。店全体が樽の香りに包まれたかのようだった。餃子にぴったりのワインを用意してくるあたり、このLeeさんはなかなかすごいです。
もちろんグラスのサイズはばらばらですけどね。あとで気づいたけど、大きめサイズのグラスは店内に2つしかない様子だった。誰にまわるか運試し的な感じになりました。
水餃子がまたぷりっぷりで最高でした。ぷりっぷりのもちもちで。それであつあつで、ぷりんぷりんで。口のなかでぷるぷるで。
サイドメニューもしっかり美味しいです。ニラ玉。これはやさしい味で、ほッとする。玉子がふんわりでニラがしゃっきりです。ここはランチも安くて定食500円。昼間もかなり人気店です。だから実は一品料理もかなりおすすめ。
餃子を食べて、冷奴とかたたきキュウリとかでお口直し。そしてまた餃子というループ。何種類の餃子を食べたかわかりませんが、メニュー表の右下にあった「スイーツ餃子」以外はほぼ制覇したんじゃないかと思います。
都内にはたくさんの有名な餃子屋さんがあって、どれも美味しいんだけど、餃子って当日になって急激に食べたくなるものなんですよ。「あ、いま餃子の食べたさがキタ！」って。
ここはかなり美味いけど、評判的にはまあ普通っぽいお店なのですぐ入れるのが嬉しい。餃子屋さんを何日も前から予約するなんて、ちょっとあり得ない。突然やってくる餃子欲のスピード感についてこれる店じゃないといけないわけだ。
最後は当然、焼きそばで締めます。安定感のあるスタンダードな焼きそばでした。誰がなんと言おうと、餃子のシメは焼きそばって決まっている。
餃子食べまくって、お酒を浴びるように飲んで1人4000円くらい。「あ、今日は餃子食べたいな」と思ったときに駆け込んでおいて間違いのないお店です。もう1ヶ月は餃子いらないよって思えます。
餃子専科Lee 新宿本店 - 新宿/餃子 [食べログ]
