前の前くらいに務めていた会社のとある偉い人、ここでは仮に「Sさん」としておきましょう。Sさん、僕が退職する日に飲みに連れってってくれたんですが、周りの人に聞くとそれはあり得ないくらいレアな出来事だったらしいです。

なぜかというとこの方はものすごい節約家だそうで、数々のドケチ伝説が残っている人だからです。僕は当時、そのことは全然知らなかったんですけど、先日久々にSさん含む数人と会う機会があって、 いろんなエピソードを聞いてきました。

なかでも驚いたのがコンビニの「おでん」の話。

コンビニのおでんはレジ前にあるケースから自分で具材をカップにとって、スープを入れて、レジに持って行ってお会計します。そのおでんに関するライフハックをきいたわけですが、なるほど…と唸りました。

まず大根でもこんにゃくでも何でもいいんですが自分の好きな具材を取ったら、次にスープを入れますね。この時に、ソーセージとか牛すじとかタンパク質の多く含まれたいかにも味が染み出していそうなコーナーからスープを採取するのがおすすめらしいのです。

0b0ea06f-s-6
 

僕もコンビニおでんを日々の主食にしている人間ですが、正直この発想はなかったです。さらに「表面に“はんぺん”のちぎれたカスみたいなのが浮いていたらそれもすくう」とも仰っていました。すごい。たしかにたまにちぎれたはんぺんの断片が漂っていることありますね。

この話を聞いて以来、僕はおでんを買うとき、必ずはんぺんのちぎれたやつがいないか入念にチェックし、スープは牛すじ系の具材が集まっているゾーンから入れるのが定番になりました。

このSさんの伝説については他にもたくさんありますので、機会があったらまたご紹介していきたいと思います。こんな節約マンにお酒をおごってもらったなんていま考えれば恐縮すぎます。