毎日iPhoneを使っているわけですが、iPodもなかなか悪くないなーと、最近思っている。これ知ってます？ 若い人は知らないかもしれませんね。
iPodっていう音楽プレイヤーが昔あったのです。発売されたのはもう十数年前でしょうか。当時はとても革新的でしたね。
この小さな箱の中に音楽をたくさん（数千曲も）入れて聞けるという機器。いまでこそ当たり前ですが、昔はCDとかMDとかが主流だったので、すごいことでした。
いまやiPhoneの機能の1つという位置づけですが、iPodが生まれて、iTunesっていうソフトウェアがあって、iTunes Music Storeみたいな流通も出て、なんかAppleがすごいことになってますが、このiPodがとても使いやすい。
久々にひっぱりだしてきたら普通に動くのでびっくりした。もう10年くらい使ってないのに充電したら動いた。そしたらいま使っても全然いけるので、最近はずっと持ち歩いてる。
しかし分厚いね。
まず何が良いって、ハードディスクなところ。ハードディスクは重いし、壊れやすいんだけど、良いところもあって。それは音楽を読み込むときに「ぶおん…」みたいな感じでディスクが回る感じがするところ。あの感触はとてもいい。
鏡面仕上はだいぶ傷だらけ。
あとはホイールを動かして曲送りをするときに、「かちかち…」って音がするところ。あの、かちかち、がとてもいい。うん、曲を選んでるなっていう感じがとてもする。かちかちっていう感触が、まるでiPodのホイールを操作する指先にまで伝わってくるようだ。
HOLD用のスイッチなんてあったんだね。
あとはけっこう重いので、持ってるとずっしりとくるところ。これくらい重い方が持ってる感じがしていいっていう人もいるかもしれない。久々に手にしたら、うわーこんな重かったのかと少し驚いた。
しかも有線のヘッドフォン使わないといけないっていうね。
ほんの少し前まで、iPodを使うということは“attitude”――つまり姿勢、態度の表明――でもあったので、古いiPodが家にあって捨てようかどうか迷ってる人はたまには使ってみてもいいんじゃないかと思います。
ちなみに、BANG & OLUFSENの「A8」。けっこう使いやすいですよ。
