もちろん使い方次第ではありますが、僕は「使える!」と思いました。それが広報・マスコミハンドブック「PR手帳 2015」です。
この「PR手帳」は、最新のPR・マスメディア情報を満載したデータ集であることから、マスコミへのアプローチに不可欠の一冊。“情報源バイブル"として、広報・PR、宣伝販促、IR・CSRの担当者を中心に、幅広く活用されています。
2014年版を使って大変便利でした。最初いただいたときは、へぇーこんな手帳あるんだ〜って思いつつ、中を開いてみたら、びっくり。これはすごい使える……。知ってそうで知らなかったり、おぼろげに記憶していた業界動向がばっちりと整理されていて、むさぼるように読んでしまったw
外見はこんな感じで細長いタイプ(写真は2014年版)。片手にすっと収まるサイズで、カラシ色が大人っぽくてオシャレ。男女ともにマッチしそうです。
で、驚いたのが手帳とは思えないコンテンツ量。さすがハンドブックと名乗っているだけあって、広報業務、マスコミ業界に関する基本的な知識がここでひと通り押さえられるんじゃないかというくらい充実している。
広報とかPRで必要な知識って、ふつうの人も持っていると役に立つと思います。ブロガーならなおさらです。ネタ探し、情報発信をする上で知っておいた方がいいことがたくさん書いてありました。
試しにページ端に記されている目次を書き出してみると以下のような感じ。
「今」を読み解くKeyword知っておきたいFactbookパブリックリレーションズとは広報・PR実務に役立つチェック&フローPR・IR用語ミニ辞典PR関連団体新聞テレビ局/ラジオ局新聞社・通信社・テレビ局の部局雑誌/業界別専門紙(誌)フリーペーパー・フリーマガジンインターネット/海外メディア記者クラブ官公庁/各種団体/ほかイベント会場企業の文化施設/オープンハウス協会概要/会員名簿記念日カレンダー
すごい……。これが手帳? 盛りだくさんすぎる。
たとえば「知っておきたいFactbook」という項目では、“主な雑誌の印刷証明付き発行部数”なんてデータがまとめられています。こういうのっていざ調べるとめちゃくちゃ面倒くさいし、毎年最新の数字は押さえておきたい。
ビジネス誌はPRESIDENTが1位で、日経ビジネス、週刊ダイヤモンドが追いかけているとか、モノ系情報誌はDIMEとBEGINが接戦だとか、女性ティーンズ誌だとSEVENTEENがnicolaに大差をつけているとか知らなかったです。
全国紙の販売部数はもちろんスポーツ新聞、ブロック紙、地方紙の部数もちゃんと表になって載っています。いまはこんな感じなんですねー。
あとは広報・PR業務に役立つチェック項目とかフローが載ってたり。そして驚いたのが、新聞社・通信社・テレビ局の部局、雑誌とかフリーペーパー・フリーマガジンの編集部、インターネットメディアや海外メディア、そして記者クラブの連絡先まで載っているところ。すごいですね、これ。もはや手帳というか電話帳。
で、最後の本の数ページだけが手帳。ここでようやくカレンダーが見られるw ハンドブックと電話帳的な要素が大きすぎてすごい。そしてこのカレンダーも当然のように“記念日カレンダー”という建て付けで、細かい記念日が書き込まれています。
たとえば2月20日は「旅券の日」であり、「アレルギーの日」です。こうした情報を元に何か考えると良さそうですね。
プロフェッショナルな広報・PR、マスコミ関係者はもちろん、ブロガーや企業でなんらかの情報発信をする人は手元に1冊あると何かと役に立つんじゃないかと思いました。まずは軽いネタ探しから、もしかしたら効果的な情報発信にも使えるかも。
--次回予告
「著書が発売されたので、握手会やります。」