あの「ザ・インタビューズ」が終了するそうですね。とても好きなサービスでした。

ザ・インタビューズ - お知らせ

TwitterやFacebookのように気軽に近況をアップデートするサービスが全盛の中、長文を投稿させるのが斬新だと思いました。なかなか自分のことを語るのはハードルが高いですが、そこを「人に聞かれたから」というエクスキューズで乗り越えたのは非常に秀逸なサービス設計だったと思います。

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narumiのインタビュー(10件) - 「NARUMIのインタビュー」 - ザ・インタビューズ

10件ほどインタビューに回答していたようですね。せっかくなので1つ、ここで取り上げてみたいと思います。

お題は「NAVERまとめに急に凝りはじめたのは何故ですか?まとめているときに心がけていることなども合わせてお聞かせ下さい」というもの。

これは2011年9月4日に誰かがインタビューしてくれたようです。いまから2年以上前ですね。 NAVERまとめを作り始めてから2ヶ月くらいたった当時の僕の回答は以下のようなものです。
--以下、僕のザ・インタビューズから引用--

これについてはどこかで説明しなければいけないなと思っていたところでした。順を追ってお話ししましょう。

--まとめとの出会い
NAVERまとめのことはずっと気になっていました。2009年7月のローンチの頃からずっとです。

クローズドベータの段階から触らせていただいて、記者発表会にも呼んでいただきました。私はNAVERのサービスについて最も熱心にウォッチし続けてきた人の1人ではないかと思います。

ただしまとめは初期にテストで1〜2個作ったきりでした。「急に凝りはじめた」と仰いますが、本当にその通りですね。本格的にまとめを作り始めたのはほんの1カ月前です。

たしかNAVERの人と飲んだときに、「narumiさんにいいまとめが作れるかな〜?無理だろうな〜」って挑発されて始めたんだと思います。よーし、それならやってみるか、と。これが1カ月半くらい前のことですね。まんまと嵌められました。

--まとめは切り口がすべて
そこで自分なりに、まとめを作るプロセスを想像してみると、これは編集者や記者の頭の使い方に似ているのではと思うようになりました。要は切り口が大事なのです。

同じテーマであっても、まとめを作る人の切り口次第で面白くもなりますし、つまらなくもなります。

例えば、「カレー」に関するまとめを作るとしましょう。
まず思いつくのが「都内にある人気のカレー屋さんまとめ」あたりですかね。これはまあ平均点です。あれば便利かもしれません。ただ、食べログを開いてランキング順にソートすればすぐわかることでもあります。

では次。「二日酔いに効くスパイスたっぷりなカレー屋まとめ」。これはより良いまとめです。目的が絞られましたし、ググれば一発で一覧できる情報というわけではありません。まとめであることのメリットが増しています。

カレーという例えが適切だったのかわかりませんが、いろいろな切り口があるということです。その「きりくちりょく」でまとめの評価は変わってくるのではないでしょうか。実際、カレーというカテゴリでこれだけ多彩なまとめがあります。

トピック:カレー

切り口さえ確固たるものがあれば、本当にあとは何も関係ないのです。新聞記者のようにわかりやすい文章を書く能力なんて必要ありません。ユニークな視点を持ってさえいれば、誰でも人気まとめを作れます。

--あのまとめが生まれた背景
では実際に、これまで私が作ったまとめのうち、いくつかの作成過程を振り返ってみます。

としまえんプールの広告が毎年すごい
http://matome.naver.jp/odai/2131243164838201201

これは電車に乗ってるときに、としまえんのプールの広告を目にしたのがきっかけです。「そういえば毎年おもしろい広告出してるよなぁ」と思って、画像を集めてまとめてみました。それだけです。さっき切り口と言ったわりにはあまり考えてないですね。すみません。

「FC2」と呼ばれる謎の会社まとめ

これは友達と飲んでいるときに、その人が「最近FC2動画にはまってるんだけど、なんであんなにエロ無法地帯なんだろう」「たしかに不思議だよね、FC2。怒られないのかな」みたいなやり取りがあって、これは情報を整理しておくべきだろうと考えました。

ネットから得られるだけの情報を集めて、あとは皆さん判断してください、というまとめです。

2011年ブレイクが期待されるWebサービスやソフトウェア

これは自分なりのメモのつもりでした。たまたまその日、人から「最近気になるネットのサービスありますか?」と聞かれたのですが、その時はうまく答えられませんでした。頭の中にはたくさんあるんだけど名前が出てこない。

なので思い出しながらまとめていった感じです。本当は「俺が好きなネットサービスまとめ」というタイトルにすべきなのですが、それではあまりに個人的なのでいまのタイトルにしました。これなんて誰にでもできますよね。むしろいろいろな人のまとめが見てみたいです。

Androidアプリ「カレログ」の鬼畜っぷりまとめ

これは10分で作りました。たしか19時15分に友達と新宿で待ち合わせをしていました。私は待ち合わせ場所近くのルノアールでだらだらとネットを見ていたのですが、18時半くらいから突然、「カレログ」という言葉が飛び交い始めました。サイトにアクセスしてみると非常にユニークなサービスであることがわかりました。まとめてみるかと思ったときには19時になっていましたが、さくっとまとめて友達と飲みに行きました。


ここまででおわかりの通り、思いつきと偶然で作ってきたものばかりです。街で偶然目にしたもの、友達との会話で出てきたもの、ネットで流れてきたキーワード、そういった対象をいかなる切り口で魅せるかが、私にとって「NAVERまとめを作るときの心がけ」です。

そしてそれは誰にでもできることです。

なので一緒にまとめを作ってみましょう。周りにいる才能あふれた友人たちが作ったまとめをもっと見てみたいです。 

--引用終了-- 

ザ・インタビューズはこのドヤ感がいいですよね。上記はまとめを作り始めたばかりの頃のテキストですが、いまも考えていることはだいたい一緒です。気になったものについて自分なりの切り口を見つけて、わかりやすく一箇所にまとめる、という感じです。

ちなみに僕のまとめ一覧はこちらから。

--次回予告
ビブラムファイブフィーンガーズのすすめ」