
お肉についてです。
ちょっと前に「日本初!!お店が肉を焼き上げる時間に合わせ来店する、新しい形のステーキレストラン」という触れ込みで話題になっていた「炉窯ステーキ 煉瓦」というお店に行ってきました。場所は宮益坂から青山方面にちょっと入った便利なところ。ヒカリエから徒歩3分くらいでしょうか。
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半地下にあります。隣は「六兵衛」という老舗のお寿司屋さん。このあたりは渋谷のなかでも静かなエリアで、いい感じの飲食店が多いんです。

「煉瓦」と書いてあります。オープン間もないだけあって、エントランスからとてもキレイ(真っ暗ですが)。

この石田純一っぽいお友達にプレオープンに連れてきてもらいました。肩がけするためだけのカーディガン、そして素足という完璧なスタイリング。

料理は基本的にコース。アミューズ、冷菜、温菜とあって、そこに完璧に焼きたてのステーキ、最後にデザートです。とても大人な感じのステーキ屋さん。渋谷には珍しいです。

ナプキン、ナイフとフォークが並べられているフォーマルな雰囲気。とりあえずビールを飲みます。

一品目は「サラミとイチジク」。イチジクはいまがまさに旬ですからね。とろっとろだけど上品な甘味。それがサラミの塩分にぴったりはまって、塩気と甘味の無限ループでやられてしまいます。もちろんお酒にも合います。

「お肉が焼き上がる時間に合わせる」ってどういうことなんですか?って聞いたら、こんなフリップを持ってきてくれたw 説明しますと、毎日お肉の焼き上がり時間は「19:40」で常に決まっている。18時半に来店すれば、アミューズから冷菜、温菜を経て、お肉にいける定番コースが可能。逆に19時半に来店したらアミューズの後にすぐお肉がやってきて、その後に冷菜などをつまみながらお酒を楽しみましょうというわけです。

とにかくお肉が中心の組み立て。でも19時半に行って、即座にお肉を味わう流れも悪くないと思った。男だけで行ってガンガン肉食って、あとでワイワイと酒飲むとかもあり。一方で2人でデートで行くなら土日に時間を空けてしっかりとコースを堪能するという感じでしょうか。
いずれにせよこのお肉が一番偉いのです。お客さんの都合よりも優先されるのがこの馬鹿でかい肉塊。イチボ、約6kgです。

まじでデカい。持ってみたらずしりときた。表面は脂身に見えるけどなかはぎっちりと赤身。

この状態はまだ完成ではなく、表面に軽く火を入れた状態だそうです。

これからさらに1時間以上かけてじっくりと焼き上げるそうです。全体では6時間ほど時間をかけて焼くのだとか。部位ごとに大きな塊で焼くからこそ十分な保湿と旨みが引き出されるそうです。

そう言われると、焼肉屋でぺら1枚を焼くよりもなんか美味しいのかもって気になる。まあ焼肉はまったく別カテゴリなので比べるものじゃないですが、写真撮っちゃいますよね、こんなの見せられたらw

冷菜は「ブラータとフルーツトマトのカプレーゼ」。なんとブラータですよ。モッツァレラをモッツァレラでくるむというすごいチーズ。中のとろとろモッツァレラはクリームとあわさってるので賞味期限も短く、あまり目にすることはない。でもこのとろけるモッツァレラはまじで美味い。フルーツトマトとの相性は完璧。白ワインに切り替えさせていただきました。

続いて温菜は「明石産 天然鯛 カリアリターナ」。鯛がぷりぷりで、その下のカリアリターナと一緒にいただくと非常にさっぱり。夏らしい味になります。

ここのカリアリターナはトマトやパプリカとか夏野菜中心のマリネ。ワインとのマリアージュが半端じゃないです。ステーキ屋さんに来て、コースでこんな料理もいただけるなんてすごいです。

さて鯛もぺろっと食べてしまったので、ここで赤ワインに切り替えて、あれを待ちます。

おおう、きた。黒光りしてる肉がきた。

テカテカに輝いているイチボ。約250g。すごい密度の濃さを感じる断面。

うわあ……。エロい色……。

表面はすごく男前。こんがりとしてて、きらきらした塩がよく似合う。

そして切り口はなんて艶かしい……。何も言えず見とれました。

なんとナイフはソムリエナイフで有名な「LAGUIOLE」(ラギオール)でした。これめちゃくちゃよく切れるんですよ。

こんな分厚いお肉がスッと切れてしまう。そしてすっげえジューシーで、柔らかい。とろけるとかそういうんじゃなくて、しっかりした赤身なのにじゅわーっとなる。これは美味い。イチボってこんなにうまいんだ……。

フレッシュバジルのソースにもよく合います。ワインもすすんでしまいます。美味い。ひと口食べるたびに「ふわぁ〜」ってため息が漏れる感じ。すごく濃厚な大人の赤身肉といった感じで、250gくらいがちょうどいい。

なぜイチボなのか。国産牛でひとつの部位である程度の塊を確保すると考えるとイチボが最適なんだとか。どこを切っても同じクオリティになる部位。Tボーンのようなお肉は国産だと難しいそうです。ラギオールのナイフはこれかも。
デザートは「薪香るパンナコッタと宮崎県産マンゴー」。このチーズと食べるマンゴーも美味しかったなぁ。

ダブルのエスプレッソをいただきました。これでコースも終わりかと思ったら……。

一緒に出てきたこの「薪香るパンナコッタ」ってやつが予想外に凄まじかった。なにしろ香りが燻製。いぶしてあるパンナコッタだったんです!すげえ強烈な味。ちょっと口にふくむと鼻から煙が出ていきそうな、でも口の中は甘い。信じられない体験です。

甘い煙を食べている感覚。これはたまらず赤ワイン、そしてグラッパをお願いしました。デザートのインパクトがすごすぎて、ここからお酒に戻ってしまいましたw パンナコッタをひと舐めしては、鼻から出る見えない煙を感じつつ、強い食後酒をいただく。最高でした。

このコースで1人6800円。お酒をプラスして1万円弱といった感じ。たしかに渋谷でステーキを食べようといったときに安くはないけど、でも価格以上の満足感はあるお店だなーと思った。毎月行くのは無理だけど、四半期に1回くらい、ちょっと贅沢して行けたらとても幸せなことだと思う。
そういうお店が渋谷にどんどんできるといいですね。行くときはたぶん予約がベターです。
--次回予告
「トロたくマジック」

とにかくお肉が中心の組み立て。でも19時半に行って、即座にお肉を味わう流れも悪くないと思った。男だけで行ってガンガン肉食って、あとでワイワイと酒飲むとかもあり。一方で2人でデートで行くなら土日に時間を空けてしっかりとコースを堪能するという感じでしょうか。
いずれにせよこのお肉が一番偉いのです。お客さんの都合よりも優先されるのがこの馬鹿でかい肉塊。イチボ、約6kgです。

まじでデカい。持ってみたらずしりときた。表面は脂身に見えるけどなかはぎっちりと赤身。

この状態はまだ完成ではなく、表面に軽く火を入れた状態だそうです。

これからさらに1時間以上かけてじっくりと焼き上げるそうです。全体では6時間ほど時間をかけて焼くのだとか。部位ごとに大きな塊で焼くからこそ十分な保湿と旨みが引き出されるそうです。

そう言われると、焼肉屋でぺら1枚を焼くよりもなんか美味しいのかもって気になる。まあ焼肉はまったく別カテゴリなので比べるものじゃないですが、写真撮っちゃいますよね、こんなの見せられたらw

冷菜は「ブラータとフルーツトマトのカプレーゼ」。なんとブラータですよ。モッツァレラをモッツァレラでくるむというすごいチーズ。中のとろとろモッツァレラはクリームとあわさってるので賞味期限も短く、あまり目にすることはない。でもこのとろけるモッツァレラはまじで美味い。フルーツトマトとの相性は完璧。白ワインに切り替えさせていただきました。

続いて温菜は「明石産 天然鯛 カリアリターナ」。鯛がぷりぷりで、その下のカリアリターナと一緒にいただくと非常にさっぱり。夏らしい味になります。

ここのカリアリターナはトマトやパプリカとか夏野菜中心のマリネ。ワインとのマリアージュが半端じゃないです。ステーキ屋さんに来て、コースでこんな料理もいただけるなんてすごいです。

さて鯛もぺろっと食べてしまったので、ここで赤ワインに切り替えて、あれを待ちます。

おおう、きた。黒光りしてる肉がきた。

テカテカに輝いているイチボ。約250g。すごい密度の濃さを感じる断面。

うわあ……。エロい色……。

表面はすごく男前。こんがりとしてて、きらきらした塩がよく似合う。

そして切り口はなんて艶かしい……。何も言えず見とれました。

なんとナイフはソムリエナイフで有名な「LAGUIOLE」(ラギオール)でした。これめちゃくちゃよく切れるんですよ。

こんな分厚いお肉がスッと切れてしまう。そしてすっげえジューシーで、柔らかい。とろけるとかそういうんじゃなくて、しっかりした赤身なのにじゅわーっとなる。これは美味い。イチボってこんなにうまいんだ……。

フレッシュバジルのソースにもよく合います。ワインもすすんでしまいます。美味い。ひと口食べるたびに「ふわぁ〜」ってため息が漏れる感じ。すごく濃厚な大人の赤身肉といった感じで、250gくらいがちょうどいい。

なぜイチボなのか。国産牛でひとつの部位である程度の塊を確保すると考えるとイチボが最適なんだとか。どこを切っても同じクオリティになる部位。Tボーンのようなお肉は国産だと難しいそうです。ラギオールのナイフはこれかも。
デザートは「薪香るパンナコッタと宮崎県産マンゴー」。このチーズと食べるマンゴーも美味しかったなぁ。

ダブルのエスプレッソをいただきました。これでコースも終わりかと思ったら……。

一緒に出てきたこの「薪香るパンナコッタ」ってやつが予想外に凄まじかった。なにしろ香りが燻製。いぶしてあるパンナコッタだったんです!すげえ強烈な味。ちょっと口にふくむと鼻から煙が出ていきそうな、でも口の中は甘い。信じられない体験です。

甘い煙を食べている感覚。これはたまらず赤ワイン、そしてグラッパをお願いしました。デザートのインパクトがすごすぎて、ここからお酒に戻ってしまいましたw パンナコッタをひと舐めしては、鼻から出る見えない煙を感じつつ、強い食後酒をいただく。最高でした。

このコースで1人6800円。お酒をプラスして1万円弱といった感じ。たしかに渋谷でステーキを食べようといったときに安くはないけど、でも価格以上の満足感はあるお店だなーと思った。毎月行くのは無理だけど、四半期に1回くらい、ちょっと贅沢して行けたらとても幸せなことだと思う。
そういうお店が渋谷にどんどんできるといいですね。行くときはたぶん予約がベターです。
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13168095/炉窯ステーキ煉瓦 (レンガ) - 渋谷/ステーキ [食べログ]
--次回予告

「トロたくマジック」