ちょっと前に、村上春樹の「1973年のピンボール」という本をぱらぱらと読んでいたら、書き出しの部分がふと目がとまった。


見知らぬ土地の話を聞くのが病的に好きだった。

他人の話を進んで聞くというタイプの人間が極端に不足していた時代であったらしく、誰も彼もが親切にそして熱心に語ってくれた。

見ず知らずの人間が何処かで僕の噂を聞きつけ、わざわざ話しにやって来たりもした。



これいまもそうだよなって思った。

TwitterやFacebookを眺めていると、誰もが自分の話を聞いてほしそうにしてる。みんながみんな自分のことを書き、話し、表現し、第三者にそれを受けとめてほしいと思っている。

でも残念ながら、それに比べて受け手の数は圧倒的に少ない。他人に何か伝えたい人はいるけど、「他人の話を進んで聞くというタイプの人間」は極端に不足している。相対的に。

いま足りないのは話す人よりも、「聞く人」。他人の話を進んで聞く人が現れたらきっとすぐに人気者になるはず。あちらこちらから、自分の話を語るために大勢の人が大挙して押し寄せてくるだろう。

***

普段の仕事では、いかに人に話を聞いてもらうか、さらには聞かせた上でいかにシェアさせるかについて考えているけど、近道は意外と「他人の話を進んで聞く」ことだったりする。

情報発信をする人に情報は集まるとよく言うけど、今後はもっとシンプルに、聞く人のところに集まってくる。これから支持を集める人はきっと大声で語る人ではなく、そっと耳をすませる人になる。

つまり、聞いてるフリをして情報発信をすると良い。もっと言えば、聞くことと発信することが一体となっているコンテンツが作れると強い。

実はそういうものはすでに身近に存在している。その具体例についてはまた次回に。


※ちなみにこの記事は2000文字くらいなんですが、音声入力で2分くらい、修正で5分くらいで投稿しています。割と早いですね。




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「青森駅近くにある『樽』という海鮮のお店が最高だった」 


この話題はポッドキャストでも深掘りしていくよ。

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