つまり俺のことだ。

恥ずかしい話、30代半ばになってもいまだに、母の日ってどうすればいいのか、よくわからない。カーネーションをあげるものだという噂を聞いたけど本当なの? よくわからないまま毎年すぎていく。

まわりの友人たち(男)もそうで、たいてい「よくわからないよな」って言ってる。だめすぎる。その点、女性はしっかりと何かしている。


わからないの背後には、いまさらそんなのさあ、みたいなのがあるっちゃあるんだろうなと思う。ちょっと照れくさいとか、そういう気持ち。もう全然だめ。

でもそういう人はこれを読んだほうがいいと思う。


とても刺激的なタイトルで話題になった。だけど中身は母親の闘病と死、そしてそれにまつわる現実的な暮らしの様子をつづったエッセイ。



「自分の母親だけは、絶対に死なないと思い込んでいた――」最愛の母のがん告知、闘病、葬儀。そして死後も淡々と続いていく日常で作者が発見したこと。現実と真摯に向き合う過程で見えてきた“母の死”の意味とは――。どこか勝手の違う“母親のいない世界の違和感”を新鋭が紡ぎだす自伝エッセイ漫画。



本当に淡々と、身の回りに起きたこと、そのとき思ったことをつづっているのに、読んでいると目の前がにじんで何も見えなくなってくる。1話ごとに顔を洗わなければいけない。電車のなかで読むなどもってのほかだ。

最近、街中で「母の日」という文言を見かけるようになってきたので、ふと思った。このタイミングでLINEマンガに登場したのは、やっぱり母の日前に読んどけってことなんじゃないか。



母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。| LINE マンガ


この作品は、とくに男性に強くおすすめしたい。


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「ゴールデンウィークってもう夏みたいなもんですね」
 


この話題はポッドキャストでも深掘りしていくよ。

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