いただいた本を読みました。イケダハヤト著「なぜ僕は『炎上』を恐れないのか〜年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術〜」です。やはり目が行くのが「炎上を恐れない」という部分。仕事術の本なのに、なぜ炎上…?




そして帯には「あなたも今日から燃えてみないか?」と刺激的な文句が踊ります。プロブロガーと炎上は切っても切り離せない関係なのでしょうか。

内容はとても面白かったです。「正しいと思ったものは正しい」と伝えるとストレスフリーで人生を楽しめるし、プロブロガーとしても大成する可能性があるんだなと思いました。

しかしイケダハヤトさんはやっぱり不思議な人です。なにやら物議を醸すことも多いみたいですが、僕は彼の編集者としての類まれな才能に嫉妬してしまいます。

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イケダハヤトさんとは面識はあって、2回だけ一緒に飲みに行きました。1回目は飯田橋のサイゼリヤで、2回目は大塚の焼肉屋。驚いたのは意外なほど声が低いこと。そしてかなり酒が強いこと。焼肉だって食べるし、ビールも飲む。けっこうワイルドなお方なんですね。

で、俺のイケダハヤト論ですが、彼は突拍子もないようなことを言っているようで、しかし結果として良いコンテンツを間接的に生み出している、現代的でオープンな編集者なんじゃないかと思いました。彼のブログに反論、あるいは補完する形でプロフェッショナルな人たちがどんどん自分の考えを発信していく様をよく見かける気がします。

▶「広報業務」について
「取材記事は発表前に確認させてください」?時代遅れな広報パーソンに物申す : イケハヤ書店



「取材記事は発表前に確認させてください」という広報担当者が「時代遅れ」では全くない理由(片岡英彦) - 個人 - Yahoo!ニュース


こういったプロのマジ原稿引き出すにはそれなりのコストがかかると思います。原稿料に換算したらけっこう高そうです。それをいとも簡単に生み出すきっかけを作ったという意味で、彼は優秀な編集者と言えるかもしれない。
 

▶「転載」について
「無断転載」の何が悪いの? : イケハヤ書店

徳丸浩の雑記帳: イケダハヤトさんの記事は適法な引用だと思う・・・今のところは


元記事は異論反論あるようですが、だからこそこれだけ反応があるわけで、結果的にネットに数多の良記事を生み出すきっかけを作ったのは間違いない。

自分でいつでも良質な記事的なものを書けたらそりゃいいけど、たぶんそうもいかないわけで。だから間接的にせよ、それを生み出すのは偉いと思った。


▶「アイスのケースに入って炎上すること」について
おバカな従業員は「安さ」の代償 : イケハヤ書店

内輪の悪ふざけを公開して炎上するのは何も特別なことではない - 最終防衛ライン2


▶「挨拶」について
たかが挨拶ぐらい、できなくてもいいんじゃない? : イケハヤ書店

挨拶や礼は、社交性や愛想とは関係ない。単なる道具だからこそ、うまく使えたほうがいい : アルカンタラの熱い夏



▶「家入氏の選挙活動」について
家入氏のいう「ぼくら」には、「あなた」も入ってるんですよ : イケハヤ書店

イケダハヤト師 やっぱり「ぼくら」って排除の論理です 家入一真よ、「ぼくら」とは誰かを自分の言葉で語りなさい : 陽平ドットコム~試みの水平線~ 


しかもこんな感じでジャンルを問わず、何でもかんでもお題を投げかけいて、忙しいであろう大人の人たちがちゃんと答えてあげている。すごく愛されているんでしょうね。類まれな議題設定能力あってこそでしょうか。

ブログを見ていると、たまにいろいろ心配になる面はあるけれども、彼からしたらもちろん余計なお世話だろうし、今後も炎上を恐れずにどんどん自分の意見を発信していって、間接的にプロフェッショナルのマジレスを引き出していただきたいと思います。


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というわけで、この本はとてもおもしろかったし、勉強になりました。プロブロガーを目指している人(いるのかな?)はぜひ読んでみてもいいんじゃないかなと思います。




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