ちょっと前に「ハードワーカーズ」というWebメディアの媒体説明会に行ったら、だいぶ常軌を逸していましたよっていう記事を書きました。


社畜向けニュースサイト「ハードワーカーズ」の媒体説明会が大変おもしろかった : Blog @narumi



で、唐突に思い出しました!

この続きがずっと下書きに眠っていたのを!




あの謎の媒体説明会の第二部は、「プロ社畜によるパネルディスカッション」でした。ハードワーカーズ読者から寄せられた質問に、ビューティフル・社畜・ライフ・コンサルタントという肩書を持つ中川淳一郎さんと恩納編集長が答えていきます。司会は博報堂ケトルの原さんです。



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原:中川さんと恩納さんというプロ社畜の2人に、読者からいくつかのお悩み相談が寄せられています。こういうときにハード−ワーカーたる者、どう振る舞うのが適切なのか伺ってみたいと思います。では読者からのお悩み相談、1つ目。
 


「上司がまったくできない上に働きません。しかも仕事を押し付けてくるばかりでブチ切れ寸前です。僕だけが残業するのはおかしくないですか?」
 


中川:こいつだめ。こいつは将来こうなるために今がんばるべきなんだよ。この上司だって昔はこいつみたいな状態だったけど、なんとか滅私奉公してこうなったんだから。お前もね、そういう制度になってるんだからガタガタ言うなと。ダメだこいつは。

原:おかしくないんですか?

中川:おかしくねえよ!バカ。

原:システムというものはそうなっているんだと。

中川:そうそう。だからさ、法律みたいなもんなんだよ、国にとっての。いちいち疑問持ってるやつは社畜やってる場合じゃねえんだよ。こんなのフリーランスにでもなって、高知に移住しろって話ですよ。

原:やっぱり新入社員というのは、仕事できると思ってるんですかね? だからできない上司がいて苛立っちゃってる。

中川:ただね、できない上司って思っちゃってるかもしれないけど、自分が窮地に追い込まれたときに、やっぱり上司に言うんですよ。そうしたらよくわかんないけど、バカ上司は「わかった」ってひとこと言いながら、どこかに電話して、3時間くらいしたら「あれ終わったから大丈夫だ」って絶対言ってくれるんですよ。そういうもんなんですよ、年の功ってやつは。

原:自分の狭い器で考えていてはいけないと。

中川:電話一本で怒ってる人が黙っちゃうみたいな。よくあるんですよ、そういうの。


原:次いきましょう。



「PR会社勤務、入社5年目の女子です。付き合って3年目のイベント会社勤務の彼氏がいるのですが、仕事が忙しいを理由に結婚を先延ばしにされています。友だちからは「別れた方がいい」と言われています。どう思いますか?」
 
 

中川:別れろ。

(僕の後ろに座ってたトレンダーズの人たち爆笑)


原:PR会社勤務の女子たくさんいそうですね、今日。

中川:あのねえ、ダメだよ、こんなの。「忙しい」が理由なんて。おれ正直ね、人生で重要なのはまず第一が家族で、第二が仕事だと思う。それ以外はどうでもいい。全部死ねと思ってる。

原:友だちからは「別れた方がいい」って言われてるんですね…。

中川:その友だちは最高。仕事が忙しくても大事な恋人をちゃんと遊びに連れてってやるのが、できる社畜なんだよ。ダメだこいつ。この女にはね、もっといい男がいるだろうな。俺と1回デートしろってのが結論。

原:あとで懇親会がありますので、そこでぜひ。要は女の子の方もひたすら働いてるのに、忙しいを理由に結婚しない男がダメってことですね?

中川:だって女は時期があるんだよ。男は60歳でもいいんだからさ、違うんだよ。

原:よくあるのが、「仕事が忙しいからといって、どうして電話くれないの?」みたいな人もけっこういたりするじゃないですか。そういうのは?

恩納:論外ですね。俺、家に帰りませんからね。

原:電話した方がいいですよ、そういうときは。

恩納:シカトですよ、仕事してんだって言って。

中川:あーそりゃそうだなあ。俺も振られちゃったんですよ、昔。28歳くらいのときに仕事やりすぎて。オーストラリア人の美人ギャルと付き合ってた、当時は。「あんたは働き過ぎアルヨ」って言われて。


原:さくさく行きましょう。
 


「広告会社に入社して3年目。同期はスケールの大きな仕事をしているのに、僕はほとんど雑用ばかり。焦って転職を考えています。僕に未来はあるのでしょうか?」
 
 

中川:あるよ!だいたいね、同期の3年目くらいのやつで、「わしは何億円動かしている」とかいっぱいいるのね。俺の同期でも◯◯ってやつがいるんだけど、最近部長になったやつなんだけどさ、そいつ1年目からさ、「わしが本田技研の90億円動かしている」とか豪語するわけ。1年目で90億円ってそれ、お前嘘つきだろってw

(会場爆笑)

中川:そこでいちいちね、めげるなってことですよ。たぶんそいつ嘘ついてますから。

原:中川さん、博報堂時代、こういう経験は?

中川:こんなのばっかですよ。「わしが森のホップ作った」とかね。一番搾りのプレミアムね。あとトヨタのクーポンポンを俺が作ったとか言ってるやついっぱいいるし。どんだけお前作ってんだよと。嘘ばっかついてんだよ、同期のやつの自慢話ってのは。そんなのに負けんなってことですよ。

原:でも、よく聞きますよね。いろいろな成功例に、「あれを立ち上げたのは俺だ」っていうの。

中川:うん。あのイチロニッサンキャンペーンで、1995年だったけど、俺、あれ手がけたってやつに50人くらい会ったもん。

(会場爆笑)

中川:あまり他社と比較すんなって話ですよ。

原:サラリーマン生活って地味にやってると、あるときふとミラクルが起きるものですか?

中川:起きると思いますよ。◯◯さんだってそうですよ。◯◯さんて、彼が会社にいた頃はね、毎朝8時くらいにいるんだけど、毎朝怒られてるの部長から。「おいお前!経費使いすぎだ。バカバカ!」って。「なんだこの会席料理8万円は!」って。◯◯さんは「いやあ…情報収集で必要でして」ってね。

(会場爆笑)

中川:会社の経費でデートだろって話なんだけど、◯◯さんもそういう不遇の時代を経た上で、ちゃんと経費使いまくってデートばっかりしたら今みたいに立場になってるんですよ。

原:◯◯さんと中川さんって社内の予定表に「G」とか書いて合コン行ってましたよね?

中川:合コンの意味だからな。市場調査としてね。

原:それを経費で落とそうとして。

中川:当たり前だよ、そこまでやるのが社畜だよ。しかも一番合コン相手として良かったのが◯◯学会。


原:次いっていいですか。
 


「入社2年目、通信会社勤務の女子です。チームリーダー(女性)からのパワハラがすごく鬱。その上司からランチという名の説教を毎日受けていて、出社するのが辛く、円形脱毛症寸前です。こんな私にアドバイスをください」
 
 

中川:これは簡単。「私は1日、朝と夜しか食べない人です」って宣言すればいいの。

(会場爆笑)

原:言えますか、それw

中川:私は1日2食で生活を16年間も続けているんですよ。いま41歳ですけど体重56kgですよ。全然太らないんですよ。だから「中川さんって人が16年間、56kgって体重をずっと維持しているんです。中年のくせに。私も太りたくないんで2食の生活に変えました。ランチ行けないっす」って話すればいいんですよ。それ終わるよ。だからね、私はこういう人ですってレッテルを貼ってもらうことが社畜は大事ですよ。

原:やっぱり社畜たるもの、ポジションというか、そういうものですって思ってもらうのが生き抜く秘訣になるんですね。

中川:だって原さんだって、「私は営業のくせにネクタイしない人です」とか、恩納さんだって「おれは帽子取らないバカだ」とかポジションを作ってきたわけじゃないですか。いつも仕事しねえオヤジがいて、よくトイレばっかり行ってるんだけど、その人は下痢しがちな人っていうポジションをちゃんと作ってたんだよ。

(会場爆笑)

中川:「◯◯さん、最近トイレ多いですね」って言われたら、「下痢っぽくてね」なんてね。いつも漫画雑誌もってトイレ行って2時間くらい戻ってこないんだけど、「◯◯さん、腹ゆるいからな」で済まされてましたからね。セルフブランディングだよ。カッコ悪い方向にセルフブランディングした方が人生楽なんだよ。

原:この相談してくれた女の子は上司から仲間はずれにされてしまうかもしれませんが、そんなの気にすんなってことですね?

中川:あるいはね、じゃあ仲間はずれとかそういうこと言うんだったら、「祖母の遺言でランチ食べちゃいけないって言われた」とかさ。いいんだよ、そんな感じで。


原:続いての質問行きましょう。サラリーマンじゃないんですけど、よろしいでしょうか?



「現在飲食チェーンでバイト歴12年。このままバイトリーダーを務めてていいのか、不安になってきました。アドバイスください」
 
 

中川:ダメだわ、これ。バイトはね、何の身にもならんわ。バイトってのは所詮、時給を1100円だったとして、それを1200円に上げれば人が殺到するわけですよ。すき家は置いておいてね。そんなものは誰でもできるわけで、それだけやっててもスキルは上がらないんで。たぶんバイト辞めて、ブラック・バイト・コンサルタントとかになった方がいい。バイトのモチベーションを高めるにはどうするか?というのをコンサルする人にね。もう12年やってるんだからそこに転職すればいいんですよ。

恩納:でも転職できなさそうですよ。

中川:段取りをきちんをこなすのとかできると思うんですよ。バイトリーダーですから。トヨタのカイゼンの現場とかね。ああいうコンサルにもなれるし、ブラックな会社の人事にアドバイスすることもできると思うよ。とりあえずバイトはいかん。起業するでもいい。


原:次行きます。



「入社したら会社案内に完全に騙されました。残業代、週休2日完全保証、18時退社、有給あり、希望者には研修制度あり。騙された気持ちで夜も眠れません。訴えた方がいいんでしょうか?」
 
 

中川:あーこれはメディアリテラシーとして会社案内は嘘しか書いてないってことを見抜けなかったお前が悪いって話で、これはまあ訴えても負けますよ、どうせ。しかもたぶん弱気なこと言ってるやつは弁護士のツテもないから、もう寝ろよ。いい睡眠導入剤を紹介してやるって話だよ、こんなの。

原:まんま真に受ける人もそんないないですよね。

中川:そこのリテラシーがないんだな、こいつは。バカなんだろうな。


原:では最後の質問になります。
 


「上司から毎晩飲み会に誘われて辟易しています。いつも断っているのですが気がひけるので、この間一緒に行って、その時間を残業代としてつけたらブチ切れられました。おかしくないですか?」
 
 

恩納:でも俺、飲めないですけど、ガンガン飲み会行きますからね。楽しいし、それに仕事ってだいたい飲み会で決まっちゃうじゃないですか。

中川:これね。美人のいる職場だとこういうふうに思わないんだよ。こいつらのとこはブスしかいないんだな。俺は今週、サイバーエージェントの飲み会あるんだけど、ホント美人でさ。

原:全然もう相談のケースと関係なくなってますよ。この相談者は相手たぶんおっさんの上司ですから。

(会場爆笑)

中川:これ男か、誘ってるのは。

原:上司は良かれと思って部下を飲みに連れて行ってるのかもしれないですね。で、その部下は仕事で嫌々行っているつもりだから残業代を申請したんでしょうね。

中川:かわいそうだなあ、この若者が。潰せばいいんじゃないの? もう上司を酒でさ。そしたらもう一生行きたくなくなる。ゲロ吐かせまくったら、もうお前とは行きたくないってなる。

原:こんな感じで、読者からの質問は以上になります。

中川:とにかくサラリーマンがなんとか幸せになる媒体目指してるんだよね。

原:ちなみにいまの質問は僕が勝手に架空で作ったんですけども。

中川:そうだったのかよ!このやろう!

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まさかの全質問、仕込みというなんとなくそうだろうなという流れに落ち着いた相談室コーナー。


そんなハードワーカーズが労働者のために忘年会を開催するらしいです。しかも徹夜明けの社畜でも参加できるように、日曜日の朝8時から。以下のようなイベントだそうです。


年忘れ!ハードワーカーズだョ!全員集合 2014 | Peatix


朝からビール飲みたい人にはとてもオススメの忘年会だと思います。僕は怖いもの見たさで参加します。。

■プログラム概要
1、シュプレヒコール (中川淳一郎氏)
2、トークセッション(嶋浩一郎氏×中川淳一郎氏)
3、HARDWORKER OF THE YEAR 2014 発表
~今年もっとも働いた人たち"を『ハードワーカーズ』が称える~
4、新プロジェクト発表
5、ご歓談
6、一本締め(嶋浩一郎氏)

ザ・ハードワーカーズ大忘年会 12月7日(日)朝8時から開催決定! - AOLニュース


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「日曜日の朝8時から乾杯って誰が行くんでしょうか…?」
 



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