自分の好きなモノについて書く。気になったことを書く。そんなスタイルで淡々とブログを続けており、「バズる」などとはとことん無縁の私ですが、先日こんな講座に参加してきました。


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「バズるコンテンツ企画のための編集・ライティング」講座


要は「バズるコンテンツ企画の作り方、教えます」というもの。なんと麻薬のような危険な誘惑でしょう。しかし、これがなかなか面白かったので、メモったやつを備忘録として記しておきます。

講師は編集プロダクション「プレスラボ」の代表、梅田カズヒコ氏。梅田氏の講義は大変わかりやすい。NAVERまとめを題材にした「ネットで話題になるコンテンツ10の法則」や、とくにWebのコンテンツを芸人に例えるあたり、とても腑に落ちました。

よかったら、以下読んでみてください。特にWebメディアに関わる編集者や記者。そしてそこにネタを提供するPR・広報、自社でオウンドメディアなどを担当している方などは勉強になるかもしれません。

---(以下、現場で取ったメモです)
 
◆ネットで話題になるコンテンツ10の法則
(まとめについてのコメントは梅田氏)


--法則1.「美女(エロ含む)」

美人は受ける。PVが取れる記事を作りたかったら美人かなと思う。「下北沢経済新聞」というサイトをやっているが、月間10万PVどまり。全然バズらない。でも東大キャンパスに行って、ミスコンを取り上げたら、32万PVになった。22万は美人で取れた数字。


 
--法則2.「タイトルに数字を入れること」

54
ピカソが【天才】と呼ばれる5つの理由…
→29万PV

21
イオン株主になると絶対得する7つの理由
→20万PV

これタイトルに数字がないと半分もいかないはず。数字を出されると答え合わせしたくなる。


--法則3.「意外性」

51
【悲報】チョコレート、2014年消滅か!?
→1万3000PV

17
美女と卓造!?「ハリセンボン春菜」の友達が美女揃いすぎる件
→68万PV

春菜が美人と仲がいいという記事。意外な芸能人と交流があって面白い。意外性のあるものはウケる。


--法則4.「お金、年収」

01
年収300万円で1年で100万円貯めた意外な方法
→12万PV

30
年収1000万円カメラ万を生み出すストックフォトサービスPIXTAって何?
→1万4000PV

お金の話はみんな好き。2つ目のまとめは「年収1000万円」っていう部分がないとほとんど読まれないはず。年収を入れたおかげでPVが上がっている。


--法則5.「動物、特にネコ(画像必須)」

34
Twitterで人気の猫画像ベスト426―「可愛い」から「笑える」まで
→968万PV

59
世界一かわいい動物に選ばれた「フェネック」の不思議な生態
→2万PV

動物はやっぱりかわいい。癒やされたいんです。


--法則6.「地方ネタ」

11
群馬県はネットで愛されている。いじられやすい県、ナンバーワン。ある駅では自分でドアを開けなければいけない。普通は自動だが、その駅では自分で開けないといけない。出オチだけど88万PVいっている。まあまあ人気のコンテンツ。


--法則7.「恋愛、結婚」

01
→31万PV

42
→223万PV

何のひねりもないタイトル。読んでて何が楽しいのか。でも恋愛系の記事はPVをとる。恋愛は必ず話題になる。


--法則8.「若者(世代ネタ)」

38
→23万PV

01
若者のフェイスブック離れが深刻化!オッサンSNSになったFacebookの現状
→17万PV

いつの時代も若者はおじさんからすると謎な存在。だから若者の間で何かが流行っているというのは人気になる。プロデューサー巻きのまとめは見た結果、理由はわからなかった。でも気になる人がいるからPVを取っている。あと企業に提案するときに「若者の◯◯離れ」って言うと喜ばれる。便利な言葉。


--法則9.「ゆるキャラ」

14
みんなが、知らないキャラまだまだいるぞ!ゆるさに笑える「ゆるキャラグランプリ2013」
→18万PV

55
ゆるキャラグランプリ2013優勝!栃木県佐野市の「さのまる」とは
→4万PV


栃木県佐野市がPVを取れるわけないのに、「ゆるキャラ」って入ると4万PV。これはゆるキャラの力。ネコを見る感覚に近い。仕事中に見ることが多いネットでは、みんな癒やされたい。だから数字が取れた


--法則10.「世界の中でも、特に韓国(たまに中国・北朝鮮)」

30
【流出!?】美容整形疑惑がある韓国芸能人の画像集【韓国ドラマ 女優や俳優】
→590万PV

53
中国のパクリ商品がどれくらいあるか調べてみた
→61万PV

韓国ネタは受ける。この現象がいいのか、悪いのかわからない。政治的に見てどうかはわからない。ネットの中にはネトウヨが一定数いて、韓国ネタには食いつく。ネガティブに取り上げてもポジティブに取り上げてもPVが取れる国。

以上、10個の法則を挙げてみた。


◆バズることは本当に得かーー。

10年くらいネットで記事を書いてきたが、実はあまりバズらせられなかった。でも仕事の依頼はずっと来ているし、需要はあるということ。短期的にバズらせること自体が目的になったとしたら、それは一過性のもの。最終的には損をする。だから、たとえば期間限定の商品を売りたいとか、売れなきゃクビだとか言われたらしょうがないけど、そうではなかったら、無理にバズらせるよりも本当に良い記事を書いたほうが自分のためになる。

バズらせたい企業、商品、クライアントとかが活躍する期間を考えて検討した方がいい。一瞬でいい、炎上でもとにかくバズればいいのであれば、方法論でやればいい。必ずこうすればバズるというやり方はあるから、それを実践すればいい。

逆にずっと活躍したい、長く愛されたい場合は短期的なバズに頼らない方がいい。僕はライターなので記事を書きますが、自分が面白いと思ったものを書く。あるいは得意分野を書く。以前、エレベーターの本を書いた。これはバズりようがない。でもテレビがエレベーターの企画を組んだ時、声をかけられるのは僕かエレベーター協会の会長しかいない。得意ジャンルがあったらやり続けた方がいい。

■バズるWebコンテンツは「エンタの芸人」
もっとわかりやすくいう。芸人で言うと、バズる芸人は必ずいる。エンタの神様に出ている人たち、波田陽区、ダンディとか。逆に長く愛される芸人はバナナマンとかおぎやはぎ。後者の方がいい。「バズ」を考えたときに、エンタという番組はよく出来ている。芸人とWebコンテンツはすごく近いし、参考になる。

1.たとえば「ぱっと見でわかりやすい」ということ。

侍の格好やタキシードを着ている。わかりやすいのは大事。これはWebコンテンツのタイトルに当たる。芸人にとっての容姿は記事にとってのタイトル。2ちゃんまとめが参考になる。

2そしてネタをフォーマット化し、大量生産しやすくしている。

エンタに出ている芸人はあるあるネタのフォーマットで、ギター侍だったら、ギターを引きながらあるあるネタを言う。大量生産しやすいし、バズりやすい。ネットでも「◯◯な7つの理由」とか「彼女に嫌われる10の行動」とかよくある。これもあるあるネタ。なのでエンタに学べる。

3視聴者、読者につっこみを入れさせる。

なめられているくらいの立場がちょうどいい。つっこまれるくらいの方がバズらせるにはいい。ただ当然そうすると寿命が決まってしまう。なので早道ではあるけど、あまりいい方法ではない。

本格派芸人になりたければ、良い記事、価値のあると思ったことを発信した方がいい。バズるのはインターネットの特徴。ほかではあり得ない。一瞬で火がつく。でももう一方の特性として「ストック」という面がある。テレビ、新聞はフローで、流れていく。昨日見たテレビ番組はよほどのことがないと再放送されない。ネットはずっと残る。バズを狙って起きた炎上、悪い印象がずっとストックされる可能性がある。1つの記事でハマらなくても、やり続けることが大事。

最初は広く一般にバズらなくても、わかっている人だけに届けばOKだと思う。本当に実力がある人は必ず浮かび上がってくる。昔、ピカソみたいな画家は死後に評価されていた。でもいまはそんなことはない。スピード感が違うのでどこかで必ず評価される。なので自分をバズらせたいという方は、小手先でバズるよりもネットで長く愛される方がいいんじゃないかと思う。

(以上、梅田先生のお話でした)








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