友人が子猫を飼い始めた。

僕はこれまでの人生で猫を飼ったことがなかった。なので僕にとって猫というのは世の中にたくさんいる動物のなかの一種にすぎなかった。Facebookなどに流れてくる人の猫について特段の興味はなく、かわいいなとは認識しつつも、またすぐに意識から消えてしまう。ただの動物だった。

でも友人の家にやってきた子猫を見てすっかり変わってしまった。間近で飛んだり跳ねたり、小さいボールを追いかけ回す子猫にじっと見入ってしまう。何時間でも見ていられる。
 

猫って目の前で見ると本当にかわいい。


うんこをするときのあのクソ真面目な顔! そして眠そうなときのあくび。機嫌がいいときの尻尾の動き。すべてがかわいい。柔らかくてふわふわで、僕は不安で抱っこできない。触れたいけど触れずにただ眺めてる。

子猫を眺めながら飲むお酒はすごく美味い。ぼんやりとした気分で、頭のなかを空っぽにしてお酒が飲める。グラスが空になったことにも気づかない。何も考えられない。目の前に猫がいるだけでなぜか疲れが一気に取れるし、その日はよく眠れる。


インターネット的な世界で猫がことさら愛されるのもなんとなくわかった。1日十数時間ディスプレイとにらめっこをして、体は動くけどなんか疲れてるような、目は冴えてるけどどこかだるい感じ。そんなじっとりとした疲れは猫でしか癒せないのかもしれない。

最近は各種SNSで流れてくる友だちの猫写真が楽しみでしょうがない。30歳すぎてこんなに猫が好きになってしまうとは。

1週間ぶりに会ったら、ちょっと大きくなって、だいぶやんちゃになってた。夢中になるようなおもちゃを持っていって子猫ちゃんの歓心を買いたい!というのが最近の僕のテーマです。

いい大人がデレデレです。

37
 http://frontback.me/p/teqlHDFe


--次回予告 follow us in feedly
「ソーシャルでバイラルな現代において猫は人間よりもずっと偉い」