画像転載がヒドイだとか、ネタの後追いばかりだとか……。いろいろと議論のネタに上がりがちなバイラルメディアですが、そういうのは置いておいて、読者はどのように接しているんだろうか!というのをアンケート調査してみましたよ。
無料で使えるオンラインアンケートサービス「Questant」を利用しました。有効回答数は284人。男女比や年齢層は本文に記しています。
まずバイラルメディアについて、どのくらいの人が知っているのでしょうか。認知度を確認してみたところ、なんとほぼ回答者全員(99.3%)が知っているという結果に。これは僕のブログを読んでいる方にちょっと偏りがあるのかもしれませんね。
それにしてもすごい結果になったなと思います。昨今のバイラルメディアの勢いはすさまじいものがあります。

ではそんなバイラルメディアをどこで目にしているのか。複数回答で答えていただいたところ、トップは「Facebook」(84.4%)、2位が「Twitter」(56.4%)でした。この2つが突出しています。やはりSNSでのシェアに特化したメディアとなっているようです。
あとは意外と多かったのが「ニュースサイト・ニュースアプリで紹介されていた」(25.5%)でした。たとえばSmartNewsやGunosyなどのニュースアプリではちょくちょくバイラルメディアが取り上げられていますね。認知拡大に一役買っているようですね。

さて、バイラルメディアを実際にシェアしたことがある人はどれくらいいるのでしょう。回答をみると、なんと約7割の人は「一切シェアしたことがない」とのことでした。ほとんどの人がシェアしていないのに、99%の人がバイラルメディアを見かけている。面白い構図です。
で、シェアしたことがある3割の人の内訳ですが、「たまにシェアしている」が28.4%、「よくシェアしている」はわずか2.1%にとどまりました。僕の場合、これはすげえ!と驚いたり、大笑いしたりしたとき、たまにはシェアしてます。

で、バイラルメディアのコンテンツをシェアしている人を見て、受け手のみんなは何を思うかというと……。なかなか厳しい結果です。「残念な人だと思う」「鬱陶しいし、邪魔だと思う」「感動や笑いの沸点が低いんだなと思う」あたりが上位に。「モテないだろうなと思う」も地味につらいです。
「面白くて愉快な人」なんて思ってくれる人はわずか5%。あまり良い印象は持たれないようです。

なお、複数回答に「なんとも思わない」が35%入っているのは私のアンケート設計ミスでした。「なんとも思わない」は他の回答と両立できないため、そこは区分けするべきでした。すみませんでした。
ロケットニュース、BuzzFeed、スポットライト、CuRAZY、netgeek、カラパイア、しらべぇ、旅ラボ、ハフィントン・ポスト、Buzz News、buzzfeed、Amp.、BUZZZ、ViRATES、Whatsあたりが複数人からあがっていました。
興味深かったのは、当ブログ「Blog @narumi」も数件あったこと。たしかにSNS経由でシェアされて見かけるコンテンツはすべからく“バイラルメディア”と呼べるのかもしれません。バイラルメディアとはコンテンツの性質というより、コンテンツの流通経路の特徴性を定義したものであるという考え方ですね。
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今回のアンケート回答者の属性はこんな感じ。男性が多かったですが、それは当ブログの読者層にそういう傾向があるということでしょうか。ちょっと男臭いブログなのかもしれませんね。

年齢をみると、30〜34歳が最も多く、次いで25〜29歳、35〜39歳と続きます。20代半ばから30歳後半までの方が4分の3を占めていました。

以上、読者の皆さまにご協力いただいたバイラルメディアに関する調査でした。「Questant」という無料サービスを使って実施しましたが、こういうツールがあれば、誰でもニュースサイトに載ってる調査リリース記事みたいなものが書けます。調査結果は上記のようなわかりやすいグラフになるのもありがたいです。
ちょっとしたことを調べたい、読者の皆さんに何か聞いてみたいというブロガーさんにおすすめじゃないでしょうか。ブログをやってないという方も、アンケートだけ作ってあとはTwitterで回答者を募集するっていう使い方はありですね。
また何か調査ネタを思いついたら、たまにはこういう記事を書いてみたいと思いました。