田端信太郎さん・本田哲也さんの共著「広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。」を読んで、まず思ったのは「結局のところ、これがいまのリアルだなあ」ということ。
2年前の「MEDIA MAKER」はメディアに関わるすべての人が当時の状況からあるいは今に至るまでのメディアの現在位置を確認するための本だった。「まったく知らないことではないけど、一言で整理するとこういうことだよな」とほとんどの人が納得する感じ。

周囲の空気感から何らかの仮説を感じ取っていたとしても、それを裏付ける記事やデータなどを引っ張ってきて、それらを取りまとめるのはなかなか骨が折れる作業だ。それらが2時間で読み終わる本にまとまっているところに良質なビジネス書の価値はある。

今回の「広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。」もまさにそんな本だった。そして、身も蓋もないけど、ここをスタート地点だと認識しなければ始まらないだろう、という感じ。


読み終わってすぐ友人にあげたんだけど、その友人はこう言っていた。


友人:なるちゃん、田端さんの本すごくいいね

narumi:いいよね。相変わらずクールでリアルだね

友人:リアルだよね。「メディアとは〜〜」みたいなインテリの言葉遊びじゃないとこがいい

友人:昨日からきょうにかけて五回読んだよw

narumi:5回はすげーなー。

友人:いや、15分一周で5回くらい読むとだいぶ頭はいるよー
 

また別の友人はこう言っていた。











まったく同意で付け加えることは何もない。

「ついでに」まで同じ感想。たとえ話がうまいからすっと入ってくるってのはありますね。


あと1000人、1万人、10万人〜1億人、10億人というオーダーごとに、どんな広告・メディアを使えば効果的かーー。コントローラブル領域とアンコントローラブル領域に分けてマッピングした本田さんの思い切った図がすごく良かった。この2領域に分かれているところが本書の肝なのだ。

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飛距離ごとにクラブを使い分けるゴルフにたとえて、「技のゴルフクラブ」と名付けられたこの図。この通りにやればあらゆることがうまくいく、というわけではもちろんないだろうけど、目安としてとてもわかりやすいし、イメージできる。


さっそくKindle版も出ていました。

広告やメディアで人を動かそうとするのは、もうあきらめなさい。
本田哲也
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2014-07-31




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「SUUNTOのVECTORが生産終了だと…」